『「ビジネスマンの国語力」が身につく本』~整理して考える~
はじめに
コミュニケーションの目的
国語力とは、話す・書く・聞く・読むという全てのコミュニケーションにおいて必要な能力です。では、そもそもコミュニケーションの目的とは何でしょうか?
それは「イメージの共有」です。
スポーツ選手に必要な能力とは体力や技術です。
それは全て身体を用います。だから、スポーツ選手は身体を鍛えます。
言い換える力
言い換える力とは
鍛え方
→具体化と抽象化を繰り返す
ポイントは具体化だけ、抽象化だけではなく、両方を繰り返し行う事です。
たどる力
たどる力とは
たどる力とは因果関係を整理する能力のことです。
ある結果があります。それをさかのぼって、元となる原因を突き止める能力です。
例を挙げてみましょう。
上司「なぜ遅刻したんだ?」
部下「先日は残業しておりまして・・・」
という会話があったとします。この言い分に上司は納得するでしょうか?
この部下の主張は下記のとおりです。
結果:遅刻した
原因:残業していたから
これは直接の原因と言えるでしょうか?
遅刻からたどって考えてみましょう・
遅刻した
↓なぜか?
電車に乗り遅れたから
↓なぜ?
寝坊したから
↓なぜ?
昨日眠るのが遅くなったから
↓なぜ?
帰宅するのが遅かったから
↓なぜ?
残業していたから
整理すると、上記のようになります。
つまり、遅刻した直接の原因は「電車に乗り遅れたから」です。
このように因果関係について話すときは直接の原因を考えるようにしましょう。
鍛え方
→だから、なぜならを問い続ける
まとめ
ビジネスマンに必要な国語力とは言い換える力・比べる力・たどる力です。
ここでは、比べる力を除く二つについて説明しました。
それぞれを整理しておきます。
言い換える力
→抽象化・具体化する力
キーワード:つまり、たとえば
鍛え方:抽象化と具体化を意識的に繰り返す
たどる力
→因果関係を整理する能力
キーワード:だから、なぜなら
鍛え方:8割の人が理解できるまで、だから、なぜならを問い続ける
これらを学ぶことは簡単です。鍛え方は単純に意識するという事だけです。
何かを学ぶのに、魔法のようなやり方はありません。
誰でもできるけど、誰もやらないことを続ける人が有利になっていくのです。
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